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外国人不良集団の形成に変化 中国人だけではない日本のヤバイ奴ら

「『ロイヤル蒲田ボーイズ』って知ってる?」そんな話をある記者仲間から振られた。何のことだかさっぱり分からず、調べていくと、日本に巣くう新たな外国人不良集団の姿が見え始めてきた。海をわたってやってきた異邦人たちとその子弟らが、街の様相を塗り替えつつあるのだ。

外国にルーツを持つ不良グループとしては、中国出身者が中心となって結成された「怒羅権」から派生した「チャイニーズドラゴン」が有名だ。しかし、近い将来に待ち受けるカオスな未来を先取りするかのように、アンダーグラウンドの世界でも新潮流が生まれつつある。

 外国人犯罪の事情に詳しいある捜査関係者はこう語る。
 「最近では中国以外の国の出身者同士がまとまって悪さをするケースがあると聞く。そのひとつがネパール人たちの不良グループ『ロイヤル蒲田ボーイズ』だ」
 
その名の通り、東京・大田区のJR蒲田駅周辺を根城にし、ネパール人の子弟ら120人ほどのメンバーで構成されているという。

 その実態が広く知られるようになったのは、2019年2月、殺人などの外国人による凶悪事件を捜査する警視庁組織犯罪対策2課が、グループメンバーの男らを傷害容疑で逮捕したと報じられたことがきっかけだった。

「逮捕されたのは、19歳から22歳のメンバー5人。蒲田駅前のネパール料理店で同胞の留学生にからみ、喧嘩に発展。留学生が被害届を出したことで表沙汰になった」(大手紙社会部記者)
 
グループの暴行の現場を目の当たりにしたという男性は、 「あれは確か、1月ぐらいですかね。蒲田のネパール料理店で飲んでた時のことです。なんか危なそうな連中がいるな、と思ったら、隣の男性客にいきなり絡み始めた。誰彼構わず喧嘩をふっかけてる感じでしたね。最初、2人ぐらいだったのが速攻で仲間が駆けつけて、最終的には10人近くになっていた。道具こそ使ってなかったけど、よってたかって殴る、蹴る、でもうメチャメチャ。凶暴を絵に描いたような連中でしたね」などと述べていた。


蒲田は、羽田空港にほど近く、数多くの外国人コミュニティーも存在する。そんななかにあって、異国の空気をまとった荒くれ者たちは、無軌道な暴力によって存在感を示し始めていた。

 関係者によると、不良化したネパール人が組織化するケースはほかにもあり、蒲田では、「蒲田ボーイズ」という別グループが活動している。このほか、ネパール人コミュニティーが根付く東京・大久保にも「東京ブラザーズ」なる50人程度のグループの存在も確認されており、2020年9月には新宿区のネパール料理店で流血沙汰の傷害事件を起こしている。

 「彼らの多くは、職を求めて来日し、定住したネパール人を親に持つ、いわば2世です。親について日本に来たけれど、言葉も満足にしゃべれないから日本人のコミュニティーに入れない。学校からも、社会からもドロップアウトした連中が徒党を組んだというのが実態です」(前出の社会部記者)

 ネパール人以外にも、その動向を注視される外国人グループがいる。それが、ベトナム人である。

 昨今、外国人労働者としてベトナム人が数多く日本に流入しているところ、ベトナム人が引き起こす犯罪も増加している。2020年にはベトナム人窃盗団が豚を盗むという前代未聞の事件が起きた。群馬県太田市の2棟の貸家にベトナム人19人で居住しており、うち13人が逮捕されたという。

 他方、ベトナム人が幼稚園で飼育しているヤギを捕まえて食べた事例もあり、「なぜ、そのようなことをしたのか」との問いかけに「ベトナムにはヤギを捕まえて食べてはいけない、というルールはない」と返答したとのことで、彼らの常識が日本では犯罪に繋がることを知らないケースもあるようだ。

 外国人の流入の増加とともに、これまで考えられなかったような大規模な窃盗事件や、インターネットバンキングなどを活用した不正送金が増加してきている様に感じられる。昨今、山梨県で大量のモモが窃盗されているとのことだが、こうした外国人グループが犯罪に加担している可能性は否定できないと考える。

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