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相次ぐ中国政府幹部の交代劇、いったい何が?

中国の政府幹部の更迭が相次いで発表されている。
 秦剛外相が就任半年余りで解任され、後任に前の外相の王毅政治局委員が任命された。秦氏の解任の理由は明らかにされていない。

 一方、秦氏については、中国メディアの美人キャスターと不倫・隠し子騒動が持ち上がっており、節操のない中国政府幹部の下事情のお粗末さを伝える報道も散見される。
 他方、中国軍機関紙・解放軍報は8月1日、戦略ミサイル部隊「ロケット軍」の司令官に王厚斌上将が就任すると発表した。また、司令官とほぼ同格で政治工作を担当する「政治委員」に徐西盛上将がそれぞれ就任する。

 軍のトップ2人が同時交代するとのことで、異例人事と捉えられ、背景には汚職や機密漏えいなど軍内の深刻な問題があるとの観測が出ている。

 これについて、中国問題の専門家は、「一連の中国政府幹部の粛清には、習近平国家主席の逆鱗に触れた可能性がある」と指摘した。

 また、「あくまで分析論だが」と前置きしたうえで「情報漏洩程度で粛清とは考えられず、複数の要素があると思われる。昨今、不倫問題など政府幹部の女性問題に厳しい目が向けられているようだ。これまでは不倫など当然であったが、政府幹部として品性のなさが目に余るレベルになったか、習近平主席に何らかの不都合な情報がもたらされ、一気に粛清へと流れた可能性が考えられる」などと述べた

 今後も、粛清が相次ぐのか、中国政府の求心力を保つための措置なのか、その動向が注目される。

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