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立命館大学が韓国政府機関と金銭トラブル 渦中の人物は統一教会関係者の団体の理事?

 画像は社団法人 アクション・フォー・コリア・ユナイテッド(AKU)のHPより

 日本には様々な大学があるところ、関西地方にある有名私立大学の一つが立命館大学である。
 立命館大学と言えば、穀田恵二・衆議院議員、市田忠義・参議院議員、泉健太・衆議院議員、有田芳生・参議院議員ら多くの政治家や、佐藤研一郎・ローム社長、住野公一・元オートバックスセブンCEOら財界人、古田敦也、金刃憲人らのプロスポーツ選手、岡村隆史、女優・小林綾子らタレントなど、数多くの有名人を輩出する関西きっての名門校である。
その立命館大学が現在、金銭トラブルに見舞われているという
 韓国の政治情勢に詳しい関係者は、「匿名を条件」として、今回、当方のインタビューに応じてくれた。

1.関係者の話
 韓国政府は、立命館大学の研究機関に対し、これまで、年間、数千万円単位の多額の金銭支援をしてきた。韓国政府は、教育部や外務部の関連団体を通じて、各国の研究機関への資金配分などを差配している。ちなみに、日本の大学への支援の場合、韓国の国会議員の影響力が強く影響することがある。
2018年から
当初、韓国の外務部傘下機関である国際交流財団(以下、KF)は、2006年から2009年までは立命館大学の「コリア研究センター」に対して資金援助をしていたが、同センターの人事が朝鮮総連系に傾いていることや同センター長に「北朝鮮スパイ」の疑いがある可能性が浮上し、2010年からは支援を打ち切った。その後、2019年から、当時の韓国の与党「共に民主党」の洪翼杓(ホン・イクピョ)議員が主導し、頻繁に北朝鮮を訪れる親北朝鮮人士とみられる立命館大学のN教授が運営する「東アジア平和協力研究センター」に研究資金を提供してきた。同研究センターへの資金援助について、「コリア研究センター」関係者が「なぜ、私に支援しないのか」などと洪翼杓議員にクレームを付けたところ洪議員は「同じ、立命館大学に支援しているのだから、Sも使ってよい」などと社交辞令的に答えたところ、「コリア研究センター」関係者はN教授に対し「韓国からの資金は私も使う権利がある」などと予算のある程度を持っていったという。
 しかし、現在、このKFからの「東アジア平和協力研究センター」に対する支援金について、問題が発生している。KFは、今年度に同センターに資金提供した2000万円について、資金が正しく使われていないことを理由に挙げ、返金するよう要求し、騒動になっている。
 これに慌てたのが立命館大学である。立命館大学としては、韓国政府を怒らせたことになるため、今後、同様の資金援助を受けることが出来なくなるためだ。立命館大学は、学長を巻き込んで対応することとなり、なんとか返金せずに済むよう、体裁を整えようとあの手この手を打っており、韓国政府に「立命館大学の招へい教授の枠を一席用意する」とまで言っているようだ。
 しかし、問題はこれだけではない。実は、「東アジア平和協力研究センター」のN教授は、統一教会の文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の三男・文顕進(ムン・ヒョンジン)氏が運営に深く関与する一般社団法人「アクション・フォー・コリア・ユナイテッド」(AKU)の理事も務めている。今、統一教会は日本でも問題になっているが、韓国では、統一教会が政財界に深く根付いているため、自らが「統一教会信者」と名乗ることもタブーであり、マスコミが取り上げることも非難を恐れてできない。それほど、韓国においても影響力が根深い団体である。韓国政府機関が統一教会関係者と関係を有する個人・団体に支援しているとなれば大問題になる。
 また、これには、韓国の政治家も動きを見せている。実は、洪翼杓議員が近く来日する予定である。一つには、原爆関連で長崎を訪問する予定だが、その大きな目的の一つは立命館大学を訪問することであり、韓国の外務部からの資金提供や招へい教授の話をするとの推測が漏れている。洪議員は、政治家を退任後、立命館大学の教授に就任し、生活の保障を狙っているとしか思えない。韓国外務部傘下機関から立命館大学に提供された支援金は、返金騒動にとどまらず、統一教会関係者の絡みや韓国国会議員の利権にも結び付くような様相を見せている。

2.N教授と統一教会関係者団体との関係
 AKUのホームページを調べたところ、「AKUは特定の政治団体や宗教団体から支援を受けていません」との記載があるほか、幹部の役職名として代表理事・川崎栄子氏、ほか、顧問の役職名しか書かれておらず、文顕進氏やN教授の名前は出てこない。
 他方、文顕進氏が主宰するグローバル・ピース・フェスティバル財団のホームページでは「2022年4月22日にロッテホテルソウル(ソウル中区小公洞)で、社団法人 アクション・フォー・コリア・ユナイテッド(AKU)などが共同主催し、『2022ワンコリア国際フォーラム』が開催する」旨記載されており、その関係性があることをうかがわせる(https://gpf.jp/whatsnew/220422onekoreaforum/ 参照)
 また、AKUのホームページでは、2021年8月に開催された「ワンコリア国際フォーラム」で、「立命館大学国際関係学部教授であり、AKUJapan理事でもあるN氏も登壇」と記載がある。N教授が現在もAKUの理事職を務めているかまではつかめなかったが、少なくとも昨年8月まではAKUの理事職にいたことが確認された。
(https://www.koreaunited.jp/news/687 参照)。
 理事の解任は、理事会などの開催も必要であろうから、それから現在までかしばらくの期間は理事を続けていたものと推認される。
 

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