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金正恩総書記、中ロ幹部と相次いで面談 その背景とは

朝鮮中央通信7月27日付は、北朝鮮の 金正恩党総書記が、朝鮮戦争休戦協定締結70周年に合わせて訪朝したロシアのショイグ国防相、中国の 李鴻忠共産党政治局員と相次ぎ会談したと報じた。

 北朝鮮が国境を開いて、外国要人を招き入れたのは久方のことで、コロナ問題の終息感を感じさせる。

 他方、国際問題専門家は、北朝鮮として困窮ぶりを指摘した。その分析結果をご紹介する。

 北朝鮮は、コロナによる国境閉鎖により、コロナ流入を恐れて輸出入を大きく制限してきた。そのため、大規模な食糧不足に陥り、餓死者が出ているという。

 中朝国境の中国側自治体の政府幹部も「北朝鮮の人々がどのように生活しているか、理解できない。当方も貿易が止まってしまったので、経済的に干上がっている」と不満を口にしていた。

 そのため、今回の面談は、ロシア側は武器供与を求め、北朝鮮は食糧を求める展開が想定される。状況的には、露朝双方、ウインウインの関係になってるようにも感じる。

 北朝鮮がミサイル発射を相次いでいるが、一発撃つのに多額の費用が掛かっており、国民に対し虚勢を張るために発射しているともみられる。

 北朝鮮のミサイル発射は、西側諸国との交渉を拒絶しているとき、国民の不満の目線を軍事行動で反らすためなど考えられるところ、中国・ロシアからの食糧支援が実施されれば、ミサイル発射も減少するのか、注目している。

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