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大手美容クリニックT○○ 急拡大の裏側に潜む闇

3月31日、有名インフルエンサーがXに写真を投稿したことで明るみとなった某美容外科の美容医療トラブル。かわいくなりたい一心で整形に踏み切った女性の気持ちを無残に踏みにじったのではと、ネットを中心に大炎上中だ。(某大手メディアの記事一部抜粋)

有名インフルエンサーX氏の投稿には大手美容クリニックT○○とある。

CMを展開し、全国規模で拡大しているT○○となれば、客観的に見て、TCB東京中央美容外科で間違いないだろう。

TCBは2014年12月1日、福島県福島市にて誕生した美容クリニックであり、青木剛志氏が代表を務めている。

「私たちに関わるすべての人を幸せに」という企業理念のもと設立したTCBは、全国の患者様や多くの活気あるスタッフに恵まれ、業界No.1のクリニックを目指して圧倒的な成長の真っ只中とのことである。(TCB Recruiting Policy抜粋)

2023年9月にオープンした豊橋院を以て業界最速で100店舗を達成した裏側には従業員やお客様への負担が多かったことが想像に容易い。

今回、有名インフルエンサーX氏や某大手メディアが掲載した内容はお客様をデメキンのような外見にしてしまった事が本質ではなく、お客様の人生を狂わせてしまっている事が本質である。急拡大の裏側にはお客様へのサービス低下だけでなく、スタッフへの負担は計り知れなかったと思われる。

「インスタやTikTokで広告をよく目にしていたからという安易な理由で決めました。ホームページには涙袋へのヒアルロン酸注入が 1cc 2万円以下(通常、必要な注入量は0.1~0.5ccといわれる)、しかもウェブ予約限定クーポンとして2万円オフになると掲載されていて、『実質タダでできるじゃん! お得~』くらいの気持ちだったんです」(某メディア記事内の被害者の方コメント引用)

というのは過剰な広告で誘致し、お客様の数を増やすことに集中した結果であり、何ともずさんな管理体制が明るみになったわけだ。おそらく同様な被害は多数あるだろう。とにかく悲劇をしか言いようがない。いろんな苦しみと想いを極限まで抱え、他の犠牲者を出さないためにも彼女は勇気を出して声をあげたのだろう。その後、無償で対応し、彼女を治してくれた他のクリニックの医師については本来医師のあるべき姿を体現している。

美という人としての心の隙間につけ込んで人生を狂わしてしまうような事象は今後絶対にあってはならない。

この大手美容クリニックT○○が他の大手美容クリニックに追いつくために、誇張広告や実態と異なる強調したマーケティングによってお客様の数を増やすことに集中していたとなれば、スタッフにもノルマを課し、無茶な営業体制が日常となっていたことが推測できる。そのようなことであれば本件によってスタッフからも実態の告発が出てくることは否めない。今回の告発者の勇気が今後の犠牲者を食い止めることになるのではないか。

一方、T○○の被害者は他にもいる。それは他の大手美容クリニックグループだろう。

彼らは真っ当に歴史と共に技術とサービスを磨いてきているはずだ。

日本最大手の湘南美容外科グループ、そして品川美容外科グループ、特に長い歴史を持つ共立美容外科グループなどはその歴史と共に医療の理想である三方良しを実現しているはずであり、そのサービスや技術は元より、スタッフや環境についても良い評判を聞く。故に大手となったわけだが、本件のような一部の粗悪な美容クリニックが台頭して取り上げられるのは業界としても悲劇というしかない。

世界的な文化の発展と共に美容医療や再生医療に目を向けられ、施術を受けたいという方々が増えている中で、業界全体が悪く捉えられなければ良いのだが、どのようなビジネス業界も腐ったリンゴはいるものである。

しかしながら、優良大手美容クリニックグループにおいては、業界全体の安全基準を定めてくような自主規制等を設けることで日本の安全安心な美容医療を世界に向けて発信し、日本経済の発展に貢献してもらいたいと思うばかりである。

腐ったリンゴが出てこないためにも。

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