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日大アメフト部大麻問題記者会見で露呈した新たなトラブル

日本大学アメリカンフットボール部の学生寮で麻薬物質が発見され部員が逮捕された事件を受け、日大は8日午後3時から記者会見を開催した。この中で、澤田副学長は、6月末に警察などからアメフト部の寮で大麻使用の噂があると情報提供を受け、「大学で徹底的に調査をさせてほしい」と要望し、学生の荷物検査をした結果、7月6日に澤田氏自身が植物砕片が入ったビニール袋を発見したという。

 澤田氏は「大麻であると鑑定された小さなビニール袋」について、「大麻のカスかもしれないなと思いました」と話し、自ら保管したことを明かした。

 大麻と覚醒剤はそれぞれ法律で所持が禁止されているところ、法律専門家に話を聞くと「正当理由なく大麻を所持していれば、所持罪になる可能性がある」と、澤田副学長の行動は問題であることを説明した。

 他方、記者会見の後に開かれた保護者説明会では、「逮捕された学生が、逮捕の数日前に警察に自首したが、警察側が返した」旨の説明がなされた。容疑者が自ら自首して逮捕されることと、今回のように車に押し込められて逮捕する映像があるとでは、視聴者に対する印象は大きく変わる。もし、警察が自首していた段階で逮捕していれば、今回のような日大バッシングに繋がらなかった可能性がある。

 公安担当者に話を聞くと「警察は印象操作のために、自首してきたのに逮捕するような絵を取らせることがある。昨今、薬物犯罪が蔓延しているところ、使用者の大半が20代以下とのことで、警察としては大学生の容疑者を逮捕する絵を拡散することで、抑止したいとの思いがあったものと考えられる」などと述べた。

 今回の事件については、日大の対応のまずさが指摘されているところ、警察のご都合による逮捕劇だった可能性もあり、大麻事案の事後対応、澤田副学長の逮捕の有無を含めて、今後更なる解明が待たれる。

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