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沖縄県知事選挙 佐喜真候補の失策

佐喜真候補 沖縄タイムス2022年8月10日付より

 9月11日に第14回沖縄県知事選挙(8月25日告示)の投開票が行われる。立候補を予定しているのは、現職の玉城デニー氏(62)、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)、前衆院議員の下地幹郎氏(61)である。

 現在、玉城氏が有利に選挙戦を進めているところ、佐喜真氏は旧統一教会との関係で各メディアから叩かれている。そうしたところ、政党関係者から驚くべき話が入ったのでご紹介する。

<以下、関係者の話>

 自民党本部は、佐喜真氏に対して、先に実施された参議院議員選挙に立候補するようかねてから打診していた。しかし、佐喜真氏はこの要求を突っぱね、知事選への立候補を表明する。自民党としては、少しでも勝てる可能性がある参議院選挙に佐喜真氏を立候補させたかった。なぜなら、知事選では玉城氏が立候補することは明白で、勝ち目がなかったからである。しかし、佐喜真氏は参議院選挙立候補を受け入れなかった。

 ちなみに、佐喜真氏が勝利した先の宜野湾市長選挙の際は、当時の菅官房長官が手便で数億円のカネを持ち込んだそうだが、今回は勝てる見込みもないため、数千万円しか出ておらず、選挙陣営は早々と敗色ムードである。沖縄の選挙は基地問題と直結するため、こうしたカネが動く。

 また、もしも、参議院選挙に出ていれば佐喜真氏が勝つ可能性があった。それが、統一教会の問題である。佐喜真氏と統一教会は「ずぶずぶの関係」にあるが、参議院選挙当時は、それほどクローズアップされていなかった。しかし今は、各メディアがこぞって政治家と統一教会の問題を報道している。こうした状況下で佐喜真氏も叩かれており、勝てる要素が見込めないのである。

 ちなみに、佐喜真陣営の関係者からは「佐喜真は、本当は勝てる可能性のある参議院選挙に立候補すべきだったが、なぜか知事選への立候補を表明したため、頭がおかしいとしか言いようがない。いい加減、目覚めてほしい」との声も聞こえており、身内もさじを投げている状況だという。(以上、関係者の発言内容)

 今回の話の中で、沖縄での選挙戦に数億円規模の現金が流れているとの話も驚かされた。しかも、時の官房長官が現金を持参していたとのことで、自民党からの経費なのか、はたまた官房機密費なのかも疑わしい。ここまで様々な疑惑のある佐喜真氏自身が知事選終了後、何を述べるのか注目している。今後の身の振り方、統一教会との付き合いなど、考える良い機会かもしれない。

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