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ハニートラップにご用心 特に中国には気をつけて

写真はイメージ

ハニートラップという言葉を見聞して、ピンとくる方、どれほどいるだろうか。イメージとしては、女性がターゲットの男性に近づき。肉体関係を持ったところを撮影され、弱みを握られて対象国の言いなりになるイメージだろう。

しかし、「男性が引っかかる」、「外国人に引っ掛けられる」イメージだが、日本人同士で女性が餌食になった事例もある。それが西山記者事件だ。毎日新聞の西山記者が、外務省の女性とねんごろになり、在日米軍の「思いやり予算」の存在を暴いてしまった。そのため、ハニートラップは、何も外国だけのことではない。

ちなみに、こうしたハニートラップは中国で引っかけられることが多く、しかも悪質だ。中国のハニートラップ被害に遭う人は後を絶たず、元首相のH・Rや防衛オタクとして知られる大物代議士、I・Sもターゲットになったとも。そういう観点からすれば、親中派と呼ばれる議員は全員、ハニートラップにひっかかっているとも考えられる。
H・Rのお相手は、日本の外務省が中国で雇っていた通訳の中国人だそうで、日本の外務省の仕事や機密が中国政府に筒抜けだったのかもしれないと考えると恐ろしい。なお、その通訳はそれほど美人でもなかったようで、H・Rは女性の好みに寛容だったとも言える。また、近年、中国共産党幹部の〝本番〟映像がインターネットの動画サイトに流出する騒動もあった。


もし、すべてを失いたくなかったら、中国女のベッドの誘いにホイホイ乗らないことだ。危険な「ハニートラップ」が仕掛けられている可能性がある。色仕掛けにハマってキン玉を握られた者は数知れず。スパイとして危ない橋を渡らされるケースもある。その悪質手口を被害者が告白する。

 都内在住の30代男性は、中国からの輸入食品を扱う商社に勤務。中国への渡航歴は5年以上になるが、中国の地方政府主催の視察ツアーで餌食に。

 「振り返ってみるとあまりにも不自然な点が多すぎる。完全なハニートラップでしたね。あの時のことがなければ、今みたいな目にも遭わずに済んだのに…」

 「数年前、山東省政府の招待で、青島など省内の各都市を回る視察ツアーに行った時の話です。エスコート役だった中国人の現地ガイドと、『日本でコンサルタント業をやってる』という正体不明の中国人に連れて行かれたのが、街外れの『卡拉OK(カラオケ)』でした。中に入ると、30帖ほどの部屋に通されました。壁沿いにソファーが設えてあり、カラオケが歌えるようになっている。すぐに、ドレスで着飾った『小姐』(ホステス)が20人ぐらい、私たちの前にずらりと並びました。ガイドからやんわりと『どの娘がタイプですか?』と聞かれたので、女優の小雪に似ている娘を選ぶと、傍に来て相手をしてくれるんです。

 その場は1時間ほどでお開きになったんですが、ホテルの部屋に帰ってくつろいでいると、突然、枕元の電話が鳴りました。声は、ガイドのものでした。そして、『さっき隣についた小姐が部屋に行く』って言うんです。それから10分もしないうちに、小姐がやって来ました。ツアーには取引先も参加してましたし、知られるとまずいと思ったので、最初は『断ろう』とも思ったんですが…。ドアを開けたら小姐がニッコリ笑って先ほど教えたばかりの日本語のメモ書きを見せてきたんです。『愛してます』って。それで理性が吹っ飛んじゃいました。一晩一緒に過ごして翌朝、小姐に200元渡して帰らせたんですが…。

 問題が起きたのは帰国して1カ月ぐらい経ってからのことです」
 「突然、会社に私宛の電話がかかってきたんです。相手は、ツアーに帯同していた中国人からのものでした。『折り入って話がしたい』というので、会社近くの喫茶店で待ち合わせをして、会うなり、パソコンの画面を見せられました。ベッド上の男女の映像。素っ裸で腰を振っていたのは…私でした。男は畳みかけるように、中国人ガイドと小姐が売春で逮捕されたことを告げました。さらに、『中国政府は今後、あなたの入国を認めないだろう』とも。現地に行けないのでは仕事になりません。『なんとかしてくれ』と懇願すると、不問に付す替わりの条件として要求してきたのが、会社の内部情報でした。それからは相手の言われるまま。財務状況や経営方針、会社の根幹にかかわる機密情報のほとんどを流すハメになりました」

 「このことが会社に知れれば、クビどころではありません。下手すれば逮捕もあり得る。毎日、ビクビクしながら過ごしています」

 こうした事例は氷山の一角に過ぎない。「中国政府は、国内の不満を解消するために、日本人を捕まえることが多い」という話を聞いたことがある。何か、国内で政争や憤懣があると、日本人を逮捕してしまうのだとか。その一つの口実として、「男女関係でゆする」こともあるという。中国では未婚の男女がホテルに入るだけで犯罪になるとの話もある。中国滞在時は特に、己を律する必要があるだろう。

 他方、某国元外務省幹部は、昔話の中で「外務省の新人を公務員試験の筆記試験の結果だけで採用すると半数以上が女性となる。しかし、そうした女性は勉強ばかりしてきたいわゆる『がり勉』で、男女の機微など分からない人が多い。そうした人物ばかりになると、外国人のイケメンスパイのハニートラップに簡単に引っかかってしまう。また、仮にハニートラップに引っかかった場合、『西山記者事件』がそうだが女性の方が大問題になることが多いように感じる。そのため、外交官に向くのは、『がり勉』の女性より、男女の機微など社会経験の多い男性の方が向く」などと述べていた。

 また、外務省は不倫も多いと聞いたことがある。ある種の「ハニートラップ対策」なのか、省内や身内であれば、何をしても許される風潮でもあるかのようだ。

 日本の外務省は昨今、新人採用の際の女性比率が50%程度と高くなっているそうだ。女性比率が高まることでハニートラップの比率も上がり、日本の外交機密が漏れないか、懸念される。

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